《原爆症認定集団訴訟@被爆64年》 の最新情報

広島・長崎に原爆が投下されて60年+α。今、被爆者に癌などさまざまな病気が発症しています。被爆者が「原爆症認定」を求めておこした原爆症認定集団訴訟について、弁護団から最新情報を提供します。

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原告側からも損害賠償部分について控訴!

原告側も損害賠償を求め9名全員が控訴!

「国は厚生労働大臣が、被爆者である控訴人(原告)らに違法に損害を加え続けていることについて、賠償する責任を取るべきである。」
「なすべきことは、東裁判の教訓を生かし、問題点を指摘された認定行政を根本的に改めることである。」


国は、5/22、大阪地方裁判所の画期的判決に対して不当にも控訴しました。これに対し、9名の原告側も、5月26日午後、地方裁判所の判決のうち国の損害賠償を認めなかった部分について控訴する手続をとりました。

高等裁判所では、①原爆症認定を却下した厚生労働大臣の判断を取り消す判決をあらためて求めるとともに、②このような違法な決定によって原告らが被った損害についての慰謝料を求めてたたかってゆく態度を明らかにしました。

原告弁護団が提出した控訴状の「控訴の理由」は「続きを読む」をご覧下さい!

控訴の理由(控訴状より)
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 原判決は、全国13の地方裁判所で171名の原告(平成18年5月26日現在)が提起した原爆症認定集団訴訟の先駆けとなる判決として、原因確率の機械的適用を排し、遠距離・入市被爆を認めてこなかった原爆症認定行政を厳しく批判するものであり、控訴人らだけでなく全国の被爆者に生きる勇気と希望を与えてくれるものであった。
 厚生労働大臣は、これまで、長崎松谷原爆訴訟(地裁、高裁、最高裁)、京都小西原爆訴訟(地裁、高裁),東京東(あずま)原爆訴訟(地裁、高裁)の7判決で連続敗訴しており、今回の大阪地裁判決は8度目の敗訴である。判決を受けて各紙は「国は認定基準を改めよ」(朝日新聞)、「血の通った審査方針に改めよ」(毎日新聞)、「早急に基準の見直しを」(東京新聞)等の社説を掲げ、控訴の断念、被爆者の早期救済を国に訴えかけている。
 にもかかわらず、厚生労働大臣は、原判決後の5月15日に必死の思いで上京した控訴人木村及び同佐伯らと会おうともせず、被爆者の切実な声に耳を傾けようともせず、5月22日に控訴の暴挙に至ったもので、断じて許すことができない。厚生労働大臣の控訴は、被爆者の切なる願いを踏みにじり、被爆の苦しみをさらに増大させた。
 被爆者には時間がない。全国の原爆症認定集団訴訟原告のうち、すでに26名もの原告が死亡している。
 東裁判では、2004年3月に東京地裁で原告勝訴判決が下された後、厚生労働大臣が控訴したために、2005年3月29日の東京高裁での勝訴判決及び厚生労働大臣の上告断念の報を聞くことなく東さんは亡くなってしまった。東京高裁での勝訴判決を受けて東さんの妻の談話を以下に引用する(「東京おりづるネット」ホームページより)。
 本日、「控訴を棄却する」と言う判決を聞いて、本当にうれしいです。
 でもこの判決は私ではなく、亡き夫東数男に出されるべきだったと思います。夫にこの判決を聞かせられなかったのが、本当に残念です。
 それにしても、この一年は一体何だったのでしょうか。東京地裁の判決に対して国が控訴さえしなければ、夫はまだ死ななくてすんだと思います。
 夫は昨年4月12日に、弁護士さんから、国が控訴したと連絡を受けてから、本当にがっかりして、5年間の裁判中緊張していた糸が切れて、生きる張りがなくなったみたいでした。あの時すでに「身体はボロボロだ」と言っていた主人は、夏には肝硬変、肝臓がんであることがわかって入院しました。
 入院中は事あるごとに「俺はもう勝ったんだ」と口癖のように言っていました。それは、「無駄な控訴はやめろ」、と言いたかったのだと思います。そして、苦しみながらも、「俺だけのことならもうやめてもいい、でも他の人のためにも頑張る」と言い続けました。
 私は判決を聞くことなく無念の死を遂げた夫に代わって心から訴えます。
 厚生労働大臣は、絶対に上告はしないでください。
 これ以上死者に鞭打つようなことはしないでください。
 主人は本当の最期に、「ありがとう」、「ありがとう」と何度も言っていました。
 長い間応援してくださった皆さんに心から感謝申し上げます。
2005年3月29日
東 朝子
 今、厚生労働大臣がなすべきことは、東裁判の教訓を生かし、控訴するのではなく、問題点を指摘された認定行政を根本的に改めることである。
 控訴人らはこのような厚生労働大臣の違法・不当な処分と問題解決の引き延ばしを許すことはできない。国は厚生労働大臣がその職務を行うについて、被爆者である控訴人らに違法に損害を加え続けていることについて、これを賠償する責任を取るべきである。
以上
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