《原爆症認定集団訴訟@被爆64年》 の最新情報

広島・長崎に原爆が投下されて60年+α。今、被爆者に癌などさまざまな病気が発症しています。被爆者が「原爆症認定」を求めておこした原爆症認定集団訴訟について、弁護団から最新情報を提供します。

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厚労大臣あての申入書

2009年5月28日
厚生労働大臣
  舛添 要一 殿
申  入  書
~原爆症認定集団訴訟東京高裁判決を受けて~

日本原水爆被害者団体協議会
原爆症認定集団訴訟全国原告団
原爆症認定集団訴訟全国弁護団連絡会

 本日、東京高等裁判所は、原爆症認定集団訴訟東京第一次訴訟に関し、未認定原告10名及び認定原告1名の未認定疾病について、1名を除いて却下処分を取り消す勝訴判決を言い渡しました。
 私たちは、2009年5月15日の大阪高裁判決を踏まえて、同日、大臣に対して以下の申し入れを行い、東京高裁判決が言い渡される本日までにご回答をいただくことを要請いたしました。
 本日の東京高裁判決を踏まえて、大臣に対して再度申し入れを行いますとともに、直ちに大臣によるご決断をいただきたく要請いたします。

申し入れの趣旨
 私たちは、厚生労働大臣が被爆者・原告らに謝罪したうえで、下記の内容で全国の原爆症認定集団訴訟を解決し、認定基準の再改定を行うことを要請します。

1 原告全員救済による訴訟の全面解決
 ① 裁判所で勝訴している原告を直ちに認定すること。
 ② 未判決あるいは敗訴の原告についても、被爆者救済の立場で対応すること。
2 司法判断に沿った認定基準の改定
 ① 肝機能障害と甲状腺機能障害を積極認定に入れること。
 ② 被爆者のがんは幅広く原爆症と認定すること。
 ③ 総合判断の疾病の認定についても、これまでの判決にしたがい「疑わしきは被爆者の利益に」の立場で認定にのぞむこと。
申し入れの理由

 私たちが原爆症認定却下処分の取り消しを求めて集団で提訴してからすでに6年を経過しておりますが、現在まですでに13地裁、5高裁で原告勝訴の判決が下されています。また、この裁判の過程で、厚生労働省はようやく認定基準の見直しをおこない、昨年4月から「新しい審査の方針」による原爆症認定審査が始まりました。しかし、この見直しによっても、勝訴原告が認定されない、8000名近い申請者が放置される等、いまだに多くの問題が残されており、司法と行政の乖離は依然として解決されておりません。

 こうしたなか、本日、東京高等裁判所第4民事部(稲田龍樹裁判長)は、原爆症認定集団訴訟東京第一次訴訟に関し、未認定原告10名及び認定原告1名の未認定疾病について、1名を除いて却下処分を取り消す、原告被爆者の勝訴判決を言い渡しました。

 本日の東京高等裁判所判決は、これまでの17ヶ所の地裁・高裁判決を集大成したものです。その中で裁判所は、被爆者援護法の前文をふまえて「単なる社会保障的観点に基づくものではなく、戦争遂行主体であった国の国家補償的措置として行われるものである。」と判示しました。起因性の判断基準についても、対立する科学的知見がある場合には、厳密な学問的な意味における真偽の見極めではなく、それを前提として全証拠を総合して判断すると判示し、さらに「審査の方針」には、欠陥があり、判断基準それ自体に合理性を欠くと判示しました。また、肝機能障害及び甲状腺機能低下症の放射線起因性を明快に肯定しました。さらに、4㎞、5㎞及び120時間以降の入市のがんについても放射線起因性を認めました。

 河村建夫官房長官は、かねてから「東京高裁判決が一括解決のタイムリミット」と述べております。また厚生労働省も、「原爆症認定集団訴訟と認定基準の改定に関して、5月末までに予定されている大阪高裁判決、東京高裁判決などの司法判断を踏まえて最終的な判断をする」と明言しております。
 13の地裁判決、仙台高裁判決、第一次大阪高裁判決、千葉事件東京高裁判決、第二次大阪高裁判決、そして、本日の東京高裁判決によって、既に司法の判断は不動のものとなりました。被爆者全員救済に向けて迷う必要はありません。

 本年4月5日、アメリカのオバマ大統領は、プラハにおいて、核兵器を使用した国としての道義的責任にふれながら、核兵器の無い世界に向けて行動することを明言しました。被爆国日本としては、病気や差別とたたかいながら身をもって原爆被害を告発した集団訴訟の原告・被爆者の声をうけとめ、被爆の実態に即した原爆症認定制度を確立し、世界に核兵器の残虐性を示すことが求められています。

 集団訴訟の提訴以来すでに68名の原告が亡くなっており、病弱な被爆者に裁判を重ねる時間はありません。今こそ、原爆症認定集団訴訟の全面解決のときです。ここに、原告の全員救済と認定基準の再改定を行うことを強く求めるものです。

 大臣のご決断を要請します。
以上

東京高裁 画期的勝訴判決!

☆5月28日、東京高裁にて原告勝訴の判決が言い渡され、一審敗訴原告も逆転勝訴しました!
 この判決は、以下のように画期的な内容でした。

東京弁護団高見澤昭二弁護士の判決内容の報告

○未認定原告10名及び認定原告1名の未認定疾病について、1名を除いて却下処分を取り消しました。
○原爆症認定を、「単なる社会保障的観点に基づくものではなく、戦争遂行主体であった国の国家補償的措置として行われるもの」としました。
○DS86と原因確率による認定基準は欠陥があると認めました。
○肝機能障害と甲状腺機能低下症の放射線起因性を無条件に肯定しました。
○4km、5km及び120時間以降の入市のがんについても放射線起因性を認めました。

原告・被爆者がすわりこみ開始

訴訟の全面解決に向けて、被爆者、弁護団が団結して厚労省前座り込みを始めました。

5/26、寺田稔議員(自民党)と小池晃議員(共産党)、高木義明議員(民主党)が激励に駆けつけて下さいました。
是非お立ち寄りいただき、被爆者・原告を激励してください!!

場所:日比谷公園カモメ広場(厚生労働省お向かい)

原告全員救済&認定制度の再改訂による集団訴訟全面解決求めて行動

★全国各地から被爆者、支援者、弁護団総勢約200名が集結し、原爆症認定集団訴訟の全面解決に向けて日比谷公園から国会へ向けてパレードしました。

各政党の国会議員のみなさんが出迎え激励して下さいました!
被爆者、弁護団らが揃って、訴訟の全面解決、核廃絶、北朝鮮の核実験に対する抗議などを訴えました。


★公明党太田代表が被爆者や弁護団と面談し、訴訟の全面解決に向けて被爆者を激励しました。

★川田龍平議員(無所属、参院)、小宮山洋子議員(民主党、衆院)が、被爆者、弁護団と面談し、激励をくださいました。

民主党の鳩山委員長に対する原告の訴え

★5月25日、原告・被爆者と面談した民主党の鳩山委員長に対する東京原告西本さんの訴えです。 

 7歳の時、長崎で被爆した原告の西本です。
甲状腺機能低下症で認定申請して、地方裁判所で勝訴したのに国は控訴し、去年できた新しい基準でも認定されません。

 私は、オランダ坂のそばで被爆し、翌日から三日間、爆心地に住んでいたおばの捜索に行きました。両親に連れられ、黒こげの抱き合った死体などを見ながら歩いて往復したのです。
今から思えば、このときに大量の被爆をしたのだと思います。

 原爆前、「ほうっておいても育つ」と言われるほど健康だったのですが、被爆後は、ちょっとした傷が化膿し、白血球減少、低血圧、偏頭痛に悩まされる生活になりました。

  結婚しても、どうしても子どもを産めませんでした。障がいのある子が生まれるのがこわかったのです。子どもを産みたくないと言った時の夫の顔が忘れられません。
夫とは離婚になり、私は、夫の連れ子を引き取って必死に働きました。

  甲状腺機能低下症で、毎日薬をいくつも飲む生活です。注射を打つと1時間は動けず、つらい治療を続けています。

  あの日、私は、真っ赤に燃える長崎の町を見て、「私の長崎が燃えてしまう」と子ども心にとても不安に思いました。原爆が無ければ、私の人生は、健康で、もっともっと楽しいこともたくさんあったはずです。

私は原爆が憎いです。

オバマ大統領は、アメリカには責任があると言いました。日本の政府はまだ裁判を続けて私たち被爆者を苦しめています。

  被爆者には時間がありません。

病気で苦しんできた被爆者みんなが安心できる、きちんと救済される、そういう制度にしてください。
そのために、原告全員を救済してこの裁判を解決するよう、お力を貸してください。

☆いよいよ今週5月28日、注目の東京高裁判決です。     
5月28日 午前10時 東京高裁判決(101法廷)

午前11時15分 記者会見
午後1時30分~2時30分 院内集会(衆議院第2議員会館 第4会議室)
午後3時~5時 全国集会 星陵会館

~原告全員救済による訴訟の全面解決へ向け、みなさんのご支援ご協力をお願いいたします~

FAXニュース 第7号から

☆本日(5月26日)正午、日比谷公園から国会にむけて、「にんげんをかえせ!」おりづる行進(パレード)、議員面会所前で請願を行います。  
    衆議院議面12:35
    参議院議面12:45

☆本日(5月26日)午前11時から、厚労省前において、全員救済による集団訴訟全面解決を求めて座り込みを行います。
  ぜひ被爆者を激励して下さい。



☆昨日(25日)、各党党首が被爆者と相次いで面談されました。(面談時間順)

社会民主党:福島みずほ党首
日本共産党:志位和夫委員長、
  高橋千鶴子議員、笠井亮議員、市田忠義議員、仁比聡平議員、小池晃議員
新党日本:田中康夫代表
民主党:鳩山由起夫代表
       藤村修先生、高木義明先生、松本大輔先生、
       平野博文先生、平岡秀夫先生、近藤昭一先生、金田誠一先生、
園田康博先生、柳田稔先生、谷博之先生、大島九州男先生、
大久保潔重先生

☆本日(26日)、公明党の太田昭宏代表と被爆者との面談が予定されています。

太田公明党代表も原告と面談

5月26日(火)午後2時10分から、公明党の太田代表が原告と面談することになりました。


※場所は26日午前に決定予定です。

各党党首が原告と面談~全員救済への大きな流れ~

☆ 来週25日、各党党首が相次いで原告・被爆者と面談します。

民主党代表:鳩山由紀夫先生
日本共産党委員長:志位和夫先生
社民党党首:福島みずほ先生
新党日本代表:田中康夫先生

☆ 本日は、被爆者と山口那津男議員(公明党政調会長)との個別面談が実現しました。

※(国会議員のみなさまへ)全国から被爆者、弁護団が是非とも先生にお会いしたいと上京しております。少しの時間、お会いいただける日時をお教えください。


☆ 26日から日比谷公園・かもめ広場で「にんげんをかえせ!」座り込み行動を開始します。

5月26日 午前11時  テント開き
午前12時15分~ おりづる行進(日比谷公園→国会)

☆ 28日はいよいよ注目の東京高裁判決です。

午前10時    東京高裁判決
午後1時半~2時半 院内集会(衆院第2議員会館第4会議室)
午後3時~5時 原告全員救済をめざす全国集会(星陵会館)

~みなさまの引き続きのご協力・ご支援をお願いいたします~

被爆者の訴えをぜひYouTubeでごらんください!

原爆症認定訴訟 被爆者小西さんの訴え

広島で旧制中学校在学時、勤労動員中に原爆の直爆を受け、その後爆心地付近まで入市
して被爆した小西悟さんの訴えです。小西さんは、被爆後、現在まで、原爆症に悩まさ
れ続けています。現在、東京2次訴訟の原告です。2009年5月19日の厚生労働省
前要請行動より。)


■原爆症認定訴訟 被爆者田崎さんの訴え

広島で原爆の直爆を受けた田崎さんの訴えです。田崎さんのお姉さんも被爆者で原爆症
で長く苦しめられており、東京1次訴訟の原告でしたが、1審の勝訴判決を聞くことな
く、原爆症で亡くなりました。現在、田崎さんがお姉さんの訴訟を引き継いでおり、5
月28日には東京高裁の判決が出されます。(2009年5月19日の厚労省前要請行
動より)

■原爆症認定訴訟 被爆者原さんの訴え

3歳の時に広島で原爆の直爆を受けた原さんの被爆体験の訴えです。(2009年5月
19日の厚生
労働省前要請行動より。)


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